海外の歯列矯正認定資格◆ABO/EBO/MOrthとは?■歯列矯正のスペシャリスト

海外の歯列矯正に関するBoard 試験制度(専門医制度)
ABO、EBO、MOrthについて紹介いたします。

ABO,EBO,MOrthって何?■歯列矯正のスペシャリスト~優れた矯正歯科医のご紹介


 

ABOって何?

aboABO( The American Board of Orthodontics )とは、日本語で「米国上級矯正歯科医師資格」のことをさします。
アメリカの歯列矯正専門医の教育システムは、日本のそれと違い、歯科大学を卒業(=歯科医師としてのライセンスを取得)後2~3年の期間、矯正臨床を学ぶために、歯列矯正治療の専門教育を国もしくはそれに準ずる機構に認定された卒後研修コースを新たに受験して入学し、矯正領域の講義を受けながら矯正臨床経験を積む「専門教育システム」が確立されています。そして、その卒後研修コース終了後には、矯正臨床医として社会に出る前の「資格試験(ケースプレゼンテーションと口頭試問からなる歯列矯正専門医の認定試験)」が実施され、それに合格して初めて『歯列矯正臨床能力を身につけた』という証明となり、歯列矯正専門医となれるシステムです。
世界で最も難しく権威ある試験制度で、一次・二次・三次試験に分かれ、取得まで数年に及びます。
2005年現在、日本人の取得者は5名(受験資格が"米国またはカナダの教育機関を修了"であるため、日本人にとっては受験資格が困難)となっています。
ABOのホームページ:http://www.americanboardortho.com/

EBOって何?

aboEBO( The European Board of Orthodontists )とは、欧州矯正歯科学会
(EuropeanOrthodonticSocuety)が行っているBoardです。日本語で「ヨーロッパ矯正歯科専門医認定試験」と訳します。
1997年に発足したこのBoardは、欧州で毎年7月に開催される欧州矯正歯科学会に先駆けて2日間にわたって行われる試験に合格する必要があります。試験の内容は、課題8症例(治療前後および1年以上)の提出と審査、および、2症例に対する診断・治療方針の立案と口頭試問から成ります。

特徴は、
1. 症例の審査基準が明確に定められていること
2.欧州国での教育研修が必要なので、MOrth取得者は受験することが出来ること
3.試験に不合格となった場合は、2年以上経過した後に症例の変更を行い再受験が可能であるが、2回までしか受けられないこと
4.口頭試問はそれほど難しくないが、課題8症例全てに質の高い症例が要求されること
です。
2005年現在77名 ( 内日本人8名) が資格を有しています。
EBOのホームページ:http://www.eoseurope.org/ebo/ebo

MOrthって何?

aboMOrth( Membership in Orthodontics of Royal College of Surgeons of Edinburgh )とは、英国でのBoard試験で、日本語で「英国矯正歯科認定医試験」のことを指します。 英国には、イングランド、ウエールズ、スコットランド、北アイルランド の各地域ごとに矯正歯科専門の認定医集団があります。この内、MOrthは、スコットランドを代表する認定医組織のもので、イギリス王立エジンバラ大学に本部があります。
試験は、3~4日間かけて行われ、①5症例を提出し各試験官が審査・試問、②矯正歯科治療に関する口頭試問、③3症例に対する診断・治療方針立案、④診療室での患者診断(2症例)、が行われます。
試験は、世界各地で行われているため、日本人にとっては海外試験としては利便性に優れる一方、試験は全て英語で行われるため、ある程度の語学力が必要となります。
なお、試験内容はEBOよりも難しい、といわれています。

2007年現在、日本人23名が資格を有しています。
MOrthのホームページ:http://www.rcsed.ac.uk/site/0/default.aspx