歯列矯正の基礎知識(2)不正咬合の種類■歯列矯正のスペシャリスト

上顎前突や下顎前突、叢生など、歯列矯正治療の 必要な
不正咬合の種類と不正咬合の原因について

不正咬合の種類■歯列矯正のスペシャリスト~優れた矯正歯科医のご紹介


 

上顎前突

上顎前突上顎前突(じょうがくぜんとつ)とは、「出っ歯」「下顎遠心咬合」とも呼ばれ、上顎の過成長、または、下顎が上顎と比較して奥に引っ込んでいる歯列状態のことで、学校保健法で不正咬合と判断される基準は、上の前歯が下の前歯より8㎜以上出ているものとされています。

有名なタレントさんにもいらっしゃいますが、日本人は比較的上顎前突の方が多いようです。

この症例案内を見る

下顎前突

エステティックライン下顎前突(かがくぜんとつ)とは、「受け口」とも言い、骨格的に下顎が大きい状態のことで、学校保健法で不正咬合と判断される基は、3歯以上が上下反対の咬合になっている歯列とされています。
上下の前歯が、前後逆に噛んでいる「反対咬合」になることもあります。

この症例案内を見る

開咬

エステティックライン開咬(かいこう)とは、奥歯でしっかり噛んでも前歯が咬み合わずに上下の歯の間が開いてしまう歯列のこと(稀に逆に前歯を咬み合わせても奥歯がかみ合わないケースもあります)。学校保健法で不正咬合と判断される基準は、奥歯を咬んだ時に上下の前歯が6㎜以上空隙が出来るものとされています。

開咬は歯列によるものと骨格によるものとに分かれ、原因は、幼年期に指しゃぶりが長く続いていたこと等が原因になることもあります。

この症例案内を見る

叢生

エステティックライン叢生(そうせい)とは、歯が凸凹に生えている状態のことで、「乱杭歯(らんぐいし)」とか「八重歯(やえば)」といったりもします。また、叢生の仲間として「捻転(歯が正面を向かずにねじれて生えている)」というものもあります。学校保健法で不正咬合と判断される基準は、歯がたがいに4分の1以上重なり合うものとされています。数10年くらい昔ですと「八重歯が可愛い」といったアイドル達もたくさんいましたが、最近ではめっきり見なくなりました。

叢生歯列の原因は、歯の大きさや数に対して、顎の骨が小さく、歯が並ぶ充分なスペースが無い場合におこりやすい不正咬合です。

この症例案内を見る

過蓋咬合

エステティックライン過蓋咬合(かがいこうごう)とは、上の前歯が下の前歯に深く咬み合わさっているものです。中には、下の歯が全く見えないくらいに噛み合わせが深い歯列もあります。

この症例案内を見る

上下顎前突

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)とは、上顎・下顎ともに前に突き出ている歯列のことで、外見上も口元が出ているように見えます。

交差咬合

交差咬合(こうさこうごう)とは、左右いずれかの奥歯または前歯が横にずれているかみ合わせのことです。
指しゃぶりが長く続いた場合等によく見受けられます。

正中離開

正中離開(せいちゅうりかい)とは、「空隙歯列(くうげきしれつ)」とか「すきっ歯」とも呼ばれますが、歯と歯の間にスペースが出来てしまっている歯並びのことで、学校保健法で不正咬合と判断される基準は、上の左右中切歯の間に6㎜以上の空隙がある歯列とされています。

正中離開の原因は、叢生の場合の反対で、顎の大きさに対して歯が小さい場合や、先天的・後天的も含めて歯の数が足りない場合におこりやすい不正咬合です。

切端咬合

上下の前歯の先端どうしが真っ直ぐにぶつかっているかみ合わせです。
切端咬合の原因は、舌の癖や口呼吸・あごの骨の成長パターンの異常のために起こりやすい不正咬合です。

不正咬合の原因について

1.遺伝

 

子供の顔や体格が親に似るのと同様に、歯列についても親からの遺伝を受ける場合があります。

2.虫歯や歯周病

 

虫歯や歯周病によって歯を失うと、その両側の歯が次第に移動してきたり傾斜してきたりします。また、これは永久歯のみならず乳歯についても同様のことがいえます。乳歯だから、といって虫歯を放置したりすると、その下にある永久歯も影響を受けて、歯列が乱れる原因となります。

3.生活習慣

 

最近よく言われるように食事の欧米化によって、柔らかい食事が増え咬む回数が減り、顎が充分に発達せずに顎の骨の大きさに対して歯の大きさが過大になり叢生となるケースがあります。また、開咬の部分でも触れていますが、幼児期の指しゃぶりが開咬や上顎前突といった不正歯列の原因となる場合もあります。

4.病気等

 

先天的に歯の本数が足りない場合や、アレルギー性鼻炎等によって鼻呼吸が出来ずに口呼吸をすることによって不正咬合となる場合もあります。